数あるばらの中でも、とりわけ芳醇な香りを放つダマスクローズ。
その花びらから抽出されたオイルやウォーターは、民間薬として、古来愛用されてきました。
1年に1度しかない開花の時期の早朝の限られた時間に積んだ花を蒸留し得られるローズの雫は、まさに液体の宝石。
その貴重なローズ水を主成分としてたっぷり配合した贅沢な化粧品、それがエッセージュシリ-ズです。
*ダマスクローズ花水の配合率
シャンプー 40%
アウトバストリートメント 45%
スキャルプローション 65%
ミストシャワー 78%
美容ジェル 84%
エッセージュシリーズのダマスクローズの香りは、俗に言う「甘ったるいバラの香り」のイメージとは異なり、さわやかで甘さの中にも大地を感じさせるような、気持ちをリラックスさせる香りです。
※感じ方には個人差があります。
ローズ水ができるまで
エッセージュシリーズに使われているローズ水ができるまでの様子をご紹介します。
エッセージュ シリーズのローズ水は、鹿児島県鹿屋市の花とハーブの農園「ダマスクの風」で原料バラの栽培から蒸留まで行なっています。「ダマスクの風」は2013年にダマスクローズ栽培において国内ではじめてJASオーガニック認定を受けた農園です。
ダマスクローズの収穫
ダマスクローズの収穫のタイミングは非常に限られています。なぜなら、開花期は年に一度、春から初夏に向かう短い季節のみで、なおかつ、香りを逃さないため、花が開ききらない早朝の薄暗い時間に収穫する必要があるからです。
ハーブノートスタッフも、ダマスクローズ水づくりのためのバラの朝摘みを体験させて頂きました。
まだ眠い早朝でしたが、畑に一歩踏み入れるととっても甘くて良い香りが漂っていて思わず顔がゆるみます。
ダマスクローズの花は人の手で摘み取ります。摘み取ったバラを集める袋も、安全性に配慮したものを使っています。JASオーガニック認定には、出荷用の袋や農機具にも厳しい規定があるそうです。
収穫したダマスクローズを、すぐに蒸留機へ
収穫したダマスクローズの花を、花びらだけにします。一輪一輪、手作業でがくと花びらを分解します。
ダマスクローズの花びらが新鮮なうちに銅製の蒸留機につめ、天然地下水を加えて加熱します。作業室にバラの香りがいっぱいに立ち込めます。
ダマスクローズの香り成分をたっぷり含んだ蒸気を冷やして液体にしたものが、ローズ水です。実にシンプルでナチュラルな方法で作られているんですね。
このように、貴重な国産ダマスクローズから、古式ゆかしい自然な方法で作ったローズ水を、私たちは「液体の宝石」と呼んでいます。
ローズオイルも一緒に配合
こうしてできたローズ水の表面にうっすらと浮くのが、高級な香水などの原料になるローズオイルです。
ほんの少ししか取れない貴重なオイルですが、エッセージュ ローズシャンプーには香りと保湿成分として含まれています(成分名:ダマスクバラ花油)。
このようにしてできたローズ水・ローズオイルは、4ヶ月以上低温熟成保存されたのち、製品として使用されます。このようにすると青臭さがなくなり、より芳醇な香りを放つのです。